セグロアシナガバチ 女王蜂がミツバチ小屋で越冬していました。
●2012/11/27 スズメバチ科 女王蜂
●今日は、ミツバチ小屋の物置場を掃除していたら
5匹の女王蜂が出て来ました。
直ぐ近くの場所にも数匹が集まっており、
一緒にしてやりました。
11月22日に、オスと交尾していたところから
1m位の場所です。
●2012/11/28
●このまま、そっとして置いても良いのですが、万が一
刺されでもしたら大変なので、
今日はセグロアシナガバチ越冬用の箱を作って
陽当りのいい別の小屋に置いて観察することにしました。
軒下のように、狭い隙間のある箱です。
●この越冬用の箱は、3段にして行き来できるように穴を空け
更に、虫ケースにスッポリ入るように設計しています。
●昨日一緒にした場所に、女王蜂が団子になっていました。
1匹1匹割り箸でつまんで、数えると12匹もいました。
元気だったオス蜂は、もう一匹もいませんでした。
●暗い場所から、急に明るい越冬用の箱に引っ越したので、
落ち着かすために、ハチミツを与えると、みんな舐めに
やって来ました。
●しばらくすると、久しぶりの餌でくつろぐように
1か所に集まっていました。
透明のプラスチックで蓋を付けており、
出てこないようにしています。
今までに、一度も威嚇して来たり、飛び出しては
来ないので撮影する時だけ外しています。
●透明のプラスチックで蓋をしたところです。
この上にブラウン系のプラスチックを重ねて
暗くしてやります。
●1時間位して見に行ったら、こんな場所で越冬出来るのか
確かめるように下の棚にも、三々五々と行き来して
いました。
一番下の場所が、お気に入りのようです。
★アシナガバチの女王蜂は、越冬中には一切食事は摂らず、
4月中旬頃まで、約5か月間も我慢できるのが驚きです。
★2012/11/22 セグロアシナガバチの求愛行動
この記事へのコメント
今年の春にフタモンアシナガバチの巣を保護して、半室内で飼育しています。
ここ最近、寒くなり越冬準備に入った為、越冬小屋作った方がいいのかな、どういうのが良いのだろう?とネットで検索してる時に偶然こちらのサイトに辿り着きました。
今の自分にとってすごいタメになる事が沢山書かれており、感謝です。
あと、ハチミツを与えているようですが、原液を与えていますか?それとも、水か何かで薄めて与えているのでしょうか?
よろしくお願いします。
フタモンモンの越冬飼育をしたことかありませんので、ベストの方法は分かりません。現在は、まだ巣別れをしていないと思います。10月に入ると交尾のため巣から離れ、交尾後には、一部の女王蜂は、生まれた近くの場所に戻り、良い越冬場所があると、数匹が集まって越冬するようです。セグロは、翌春に生まれた巣の近く、10か所で巣をつくりました。
現在の巣を段ボールで囲い、出入り口は鉛筆位の穴を開けておき、寒さを防いでやるのが良いと思います。中を覗けるように、一部を透明ガラスにして上からダンボールで囲うか、簡単に蓋が開けられるようにしておきます。
越冬中は特別に餌を与える必要はないと思います。暖かいと飛び出して水分補給に出て行くと思います。自然に任せます。
下記サイトによると、女王蜂数匹が桑の葉に集まっているので、枯れた桑の葉が手に入れば段ボールの中に、素焼きの鉢を入れておくと、交尾後にはここで越冬するかも知れません。
このサイトでは、11月の中頃まで、桑の木の葉にいたが、12月なるといなくなったとあり、鉢の中に入ったのは11月末頃と思われます。
ハチミツ50%、水50%で薄めてやると、暖かい日には水分補給に
やって来るかも! 無駄になるかも!
頑張って観察をして見てください。
★フタモンアシナガの植木鉢の中(桑の枯葉の中)で越冬中のサイトです。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1758
★フタモンアシナガバチの交尾拒否行動!
12月10日 既に交尾しているので拒否
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-7253-1.html
★フタモンアシナガバチの生態
交尾時期10~11月、女王蜂の越冬準備12月
https://hachi99.net/column/vespa-bifasciata-nest-removal/